大学開学30周年 記念ロゴマーク制作プロジェクト
大学開学30周年
記念ロゴマーク
2013年の開学20周年では、イメージキャラクターの「とっくん」が学内公募によって誕生しました。今回、開学30周年では、30周年を祝うこの1年間の象徴となり、大学内での一体感を生み出す記念ロゴマークを制作することになりました。
制作には、2004年に十条キャンパスにて創設された子ども学部の、3年生科目「図画工作科指導法」の受講学生が協力をしてくれました。(担当教員:子ども学部 藤田寿伸准教授)
制作には、2004年に十条キャンパスにて創設された子ども学部の、3年生科目「図画工作科指導法」の受講学生が協力をしてくれました。(担当教員:子ども学部 藤田寿伸准教授)
周年事業について学ぶ
「図画工作科指導法」は前期を通じ、小学校の図画工作科の授業での実践指導方法を学んでいます。
今回は、小学校等でも学校行事として行われることがある周年事業に対し、装飾面で児童が参加する際に教師としてどのようにアプローチをするのか、どのように進めていくのかを学ぶ中で、実際に本学の30周年の記念ロゴマークの制作に取り組みました。
今回は、小学校等でも学校行事として行われることがある周年事業に対し、装飾面で児童が参加する際に教師としてどのようにアプローチをするのか、どのように進めていくのかを学ぶ中で、実際に本学の30周年の記念ロゴマークの制作に取り組みました。
アイデア出し
まずは、できるだけ多くのアイデアを考えてもらいます。
「大学の周年事業とわかるもの」「30周年と伝わるもの」など、いくつかある条件を確認すると、受講学生のみなさんはすぐに手を動かし始めました。
改めて大学についてホームページなどで調べながらデザインを考えたり、クレヨンやマーカーを使って色をつけたり、折り紙などの素材を組み合わせたりと、次々とアイデアが生み出されました。
「大学の周年事業とわかるもの」「30周年と伝わるもの」など、いくつかある条件を確認すると、受講学生のみなさんはすぐに手を動かし始めました。
改めて大学についてホームページなどで調べながらデザインを考えたり、クレヨンやマーカーを使って色をつけたり、折り紙などの素材を組み合わせたりと、次々とアイデアが生み出されました。
デザイン活用のイメージを持つ
次に、50個以上出されたアイデアから1つのデザインを選び、実際に使用できるようデジタル化する作業のデモンストレーションを行いました。
専用の画像加工用ソフトを使って、手書きのデザインをデジタル化する工程を見ることで、より具体的な完成形のイメージをもつことができます。
また、デジタル化したデザインをTシャツにプリントした場合など活用例を見ることで、使うことをイメージしてデザインを考えることの重要性を学びました。
専用の画像加工用ソフトを使って、手書きのデザインをデジタル化する工程を見ることで、より具体的な完成形のイメージをもつことができます。
また、デジタル化したデザインをTシャツにプリントした場合など活用例を見ることで、使うことをイメージしてデザインを考えることの重要性を学びました。
デザインのブラッシュアップをする
アイデア出しで提出されたすべてのデザイン案を、似ているものごとにグループ分けし、全員で確認します。すると、自分の提案と似たようなデザイン、まったく異なるデザインがあることに気づきます。
ホームページに表示される場合、白黒で使用する場合、小さく表示される場合、などさまざまな状況で使うことを想定してどのデザイン案が良いかを考え、各自が完成形をイメージしながらブラッシュアップした案を再度作成しました。
ホームページに表示される場合、白黒で使用する場合、小さく表示される場合、などさまざまな状況で使うことを想定してどのデザイン案が良いかを考え、各自が完成形をイメージしながらブラッシュアップした案を再度作成しました。
活用の仕方を考える
記念ロゴマークが決定したのち、どのように使われたら良いかの意見を出し合いました。
学園祭のスタッフが着るTシャツやポストイットなどの文房具、クッキーや饅頭など様々なノベルティのアイデアが出されましたが、デザインによって活用方法の向き不向きがあることや、学科によっても好みが異なるのではという点にも気がつきました。
学園祭のスタッフが着るTシャツやポストイットなどの文房具、クッキーや饅頭など様々なノベルティのアイデアが出されましたが、デザインによって活用方法の向き不向きがあることや、学科によっても好みが異なるのではという点にも気がつきました。
デジタル化したデザインの配色を考える
ブラッシュアップをした案を藤田准教授が専用ソフトを使いデジタル化し、最後に配色について全員で検討をしました。大学の4つの学部をイメージした配色や、文字や枠の色や太さなど、細かい点にまで様々な意見が出されました。
これまで全員でデザインの検討を重ねてきたため、各自が完成のイメージを持って積極的に意見をだす姿が見られました。
これまで全員でデザインの検討を重ねてきたため、各自が完成のイメージを持って積極的に意見をだす姿が見られました。
学長による選考
最終的に3つに絞られ、ブラッシュアップをかけたデザイン案から記念ロゴマークを決定するため、最終選定会を開催しました。
選定員は、吉田富二雄大学学長、木内秀樹理事長、村山純副学長をはじめとする6名が務めました。
2つの案で悩む場面もありましたが、最終的には「4学部5学科のいろいろな学びが集まった『楽しい大学』」というイメージをもっとも表している決定デザインが選ばれました。
選定員は、吉田富二雄大学学長、木内秀樹理事長、村山純副学長をはじめとする6名が務めました。
2つの案で悩む場面もありましたが、最終的には「4学部5学科のいろいろな学びが集まった『楽しい大学』」というイメージをもっとも表している決定デザインが選ばれました。
「図画工作科指導法」受講学生のみなさん
デザインに込めた思い
●本学は複数の学部・学科により構成されており、それぞれの個性が輝けるような大学だと思いました。30周年という歴史の中には、現在通う私たちだけではなく、多くの先輩方や教職員のみなさんが継いできてくれたものがあると思います。このロゴマークのデザインには、多くの人が受け継いでくれた思いやひとつの色に染まったり、型にはまるのではなく、十人十色であることのよさ、美しさが表れています。
デザインを考える過程でも、誰かひとりが考えたものをそのまま採用したのではなく、19名の学生がそれぞれ考えた案を織り交ぜ、全員で話し合い、決定しました。先生をはじめ多くの方々のご協力があって完成したものです。このロゴマークのように、本学が学生と教職員の方々で手を取り合って、一人ひとりの個性を尊重し取り入れながら、より一層飛躍できる場所であって欲しいと考えています。
●枠の中に異なる色、特徴を持つ形は、「多様性」を表しています。大学にも、様々な理由や色々な想いを持つ人が通っています。それぞれが、大学を通じて友人や地域、社会、外国へと”繋がる”という思いを持って考えました。
開学30年という記念すべき年に、このような制作に携われたことを心から嬉しく思います。
デザインを考える過程でも、誰かひとりが考えたものをそのまま採用したのではなく、19名の学生がそれぞれ考えた案を織り交ぜ、全員で話し合い、決定しました。先生をはじめ多くの方々のご協力があって完成したものです。このロゴマークのように、本学が学生と教職員の方々で手を取り合って、一人ひとりの個性を尊重し取り入れながら、より一層飛躍できる場所であって欲しいと考えています。
●枠の中に異なる色、特徴を持つ形は、「多様性」を表しています。大学にも、様々な理由や色々な想いを持つ人が通っています。それぞれが、大学を通じて友人や地域、社会、外国へと”繋がる”という思いを持って考えました。
開学30年という記念すべき年に、このような制作に携われたことを心から嬉しく思います。
制作に携わった感想
●私がこのロゴマークで特に気に入っている点は、模様です。この模様はカラーでもモノクロでもはっきりしており、それぞれの個性を感じられます。この模様がはっきりと伝わり、本学や学生の雰囲気が分かるように、どの色やフォントの組み合わせがよいかについて、たくさん話し合いました。話し合いの過程でも、実用性を踏まえたり、既製されているポスター、ホームページとの兼ね合いを考えたりしながら様々な意見が出て、どんどんイメージが膨らんでいったのでとても面白かったです。ロゴマークだけでなく、制作過程の印象も強いので、特に気に入っています。
●案を考えるのは難しかったですが、制作にあたりHPや建学精神に初めて目を通しました。記念すべき年に直接かかわれたことが嬉しかったです。
●案を考えるのは難しかったですが、制作にあたりHPや建学精神に初めて目を通しました。記念すべき年に直接かかわれたことが嬉しかったです。