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「バルシューレ」とは

新しいボールゲーム「バルシューレ」


1.バルシューレとは?
「バルシューレ(Ballschule)」とは、ドイツのハイデルベルク大学で開発されたボールゲーム指導プログラムであり、未就学児や小学生を対象に既に実施されています。
専門的競技能力の育成の前段階として、「すべてのボールゲームに共通する…基本要素」(2007,木村)を身につけさせることを目的としています。




2.なぜ、バルシューレが生まれたのか?
日本では、子どもを対象とした数多くのスポーツクラブや少年団がありますが、それらは主に専門的な運動技術を習得することが目指されます。それは決して悪いことではありませんし、子供の運動能力や心を育てる上で、とても大切なことです。
しかし、近年の研究によって”小さい頃から特定の競技のみを行うことによる問題"(早期専門化の問題)について分かってきました。例えば、基本的な運動技能が習得されない(一つの種目だけはできても、他の種目はできない)ことや、「大きく開花するはずの年齢に達する前に、燃え尽きてしまう」(2007,木村)、所謂、低年齢期におけるバーンアウトを引き起こすこと。また、将来、創造的なプレーをすることができない、などといった問題が危惧されています。このような問題を解決するために、未就学児や小学生の段階で様々なスポーツ競技に共通する基本的で一般的な運動能力や戦術力を向上させるための指導プログラム、バルシューレが開発されました。




3.期待される効果
バルシューレでは、すべてのボールゲームに必要な能力を向上させます。ボールを投げる、蹴る、キャッチする、といったボール操作技術はもちろん、隙を見つける、味方と協力してボールを確保するといった戦術的な能力も育てます。また、子どもの創造性を育むため、指導者は基本的に「こう動きなさい」といった動き方や判断に関する指示はしません。しかし、ただやらせるのではなく、子どもが身につけるべき能力がプレーをする中で自然と身につくようなゲームルールを設定します。子どもたちは教えられているという感覚はないまま、自ら考え、楽しく遊ぶ中で状況を判断する力が身についていくのです。




参考文献:木村真知子(2007) 子どものボールゲーム バルシューレ.創文企画

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