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国際学のすすめ

2019/08/01

4. 潜伏キリシタン史料 (山下 琢巳)

 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が、2018年7月に世界文化遺産に登録されました。

 隠れキリシタンとも呼ばれる人たちの残された記録を収集したイタリア人がいました。マリオ・マレガ神父(Mario Marega、1902.9.30 – 1978.1.30)です。

 マリオ神父は、サレジオ修道士として日本で布教活動を行い、その時に日本で収集したコレクションは、ローマのサレジオ大学に保管されており、2002年に整理のお手伝いをさせていただきました。

 その縁もあってか、2012年、ローマ大学の先生から潜伏キリシタンの未公開資料が大量にヴァチカン図書館に保存されているとの連絡を受けました。



 写真は、そのおりに撮影したものです。全12袋あります。古文書の内容は、改宗した信者を監視するための名簿などキリシタン禁制政策に関するものです。

 現在、この資料は、多くの研究者によって解明が進められており、禁制下の潜伏キリシタンの状況を解明するものとして期待されています。

(山下 琢巳 教授)

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