必ずしも旅行関係の仕事をめざしているわけではないけれど、可能性や選択の幅が広がったと感じているの。
心理学を通して自分のことが少しずつわかってきて、やりたいことがたくさんあることに気づいた感じかしら。栗本クンは、大学院をめざしているんだよね。
栗本さん:
僕は、将来、スクールカウンセラーになろうと決めているんです。高校生の頃、辛い思いをして、不登校の時期にスクールカウンセラーの先生と触れたのがきっかけ。僕のような子どもたちを少しでも減らしたい気持ちから、高校時代に独学で心理学の勉強をはじめて、大学に入ってからは先生たちにサポートしていただきながら、心理学検定1級を取得しました。心理学検定1級をみんなでめざすサークルの部長もしていて、出題された問題を教えたりしています。ひとりでも多くの仲間をふやしていきたいから。
水橋さん:
臨床心理学科は、全員、個性的だよね。人間って、みんな違っていて、みんな正解なんだと思う。私は「臨床心理査定法」の授業で行った人格検査が、ひとつのターニングポイントだった。自分では、自ら積極的に動くというよりも、アクションを起こしている人を支えていくほうが性に合っていると自己分析しているんだ。研究室で先生の手伝いをするのも好きだな。
湯浅さん:
ターニングポイントという意味では、僕は「認知心理学」の授業が大きなきっかけだった。
心理学の理論を日常の中でわかりやすく置き換えて考えることができるなら、日常生活にもっと生かしていけるんじゃないかと思ったんだ。この学科は多彩な個性の集まりで、いろんな考え方に触れることができることも、かけがえのない学びのひとつだよね。
栗本さん:
八千代市と連携した「おにいさん・おねえさん 子ども電話相談」も、大切な触れ合いの機会ですよね。声だけのカウンセリングは、顔が見えないので、声の大きさなどで判断しなければならない大変な面もあるけれど、僕は次のリーダーになるのでメンバーもふやしていきたい。新入生の中にも手をあげてくれる人がいることを大いに期待したいな。
|