日本健康心理学会第34回大会で小西准教授が優秀発表賞を受賞致しました!
近年、世界的に食物アレルギー患者が増加しています。しかし、食物アレルギーの根本的な治療は未だなく、患者さんたちは長期間、原因食物を摂取しないように注意を払い、その寛解を待つ生活を送っています。
子どもの生活管理は主に保護者が行うため、患者さん本人のみならず保護者にとっても大変ストレスの大きい生活であることが容易に想像できます。
我々はこれまでに、食物アレルギー患者やその家族の心理面への介入研究を進めてきました。身体的には食物アレルギーが寛解しても、その後も心理的要因によって原因食物を摂取できない状態が継続する患者が臨床場面で散見されてきました。
我々はこれらの状態を心因性食物アレルギーと名付けて、本発表ではこの心因性食物アレルギーの原因食物による違いを検討しました。
その結果、卵や牛乳が原因食物である場合に心因性食物アレルギーが生じやすいことが見出されました。
今後はこの結果を基に原因食物それぞれに特化した治療プログラムを作成していきます。
この研究はまだまだ未解明な部分が大変多いため、今回の「独創性部門」という受賞につながったと感じています。
この受賞を機に、私の「独創的」な研究課題に、変わらず真摯に取り組んでいく決意を改めて致しました。
(臨床心理学科 小西瑞穂准教授)
子どもの生活管理は主に保護者が行うため、患者さん本人のみならず保護者にとっても大変ストレスの大きい生活であることが容易に想像できます。
我々はこれまでに、食物アレルギー患者やその家族の心理面への介入研究を進めてきました。身体的には食物アレルギーが寛解しても、その後も心理的要因によって原因食物を摂取できない状態が継続する患者が臨床場面で散見されてきました。
我々はこれらの状態を心因性食物アレルギーと名付けて、本発表ではこの心因性食物アレルギーの原因食物による違いを検討しました。
その結果、卵や牛乳が原因食物である場合に心因性食物アレルギーが生じやすいことが見出されました。
今後はこの結果を基に原因食物それぞれに特化した治療プログラムを作成していきます。
この研究はまだまだ未解明な部分が大変多いため、今回の「独創性部門」という受賞につながったと感じています。
この受賞を機に、私の「独創的」な研究課題に、変わらず真摯に取り組んでいく決意を改めて致しました。
(臨床心理学科 小西瑞穂准教授)