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2024年度交換留学体験記【韓国・嘉泉大学 大学・学業編】


2024年度後期に本学国際学部3年生の古山千陽さんが韓国の嘉泉大学に交換留学しました。以下は留学体験記の前半(大学・学業編)です。

嘉泉大学について

嘉泉大学は京畿道城南市に位置する大学です。地下鉄に乗れば30~40分程度でソウル市内の主要地区に出ることができるので、週末遊びに行くにも便利な立地でした。

選択できる講義(授業)や時間割

ガチョン大学のキャンパス

基本的には、医学系統の学部を除いたすべての学部の講義に申請できます。興味のある分野について重点的に学ぶことができ、とても有難い制度でした。

しかし、交換留学生は学内で最後に申請をするので、定員に達している講義は履修不可の場合もあります。(それでも履修を受け入れてくださった教授もいらっしゃいました。)

また、韓国の大学は昼休みがないので、朝から授業が埋まっている日は自分で11~13時ごろの時間に空きコマを作ることをおすすめします。授業間の休み時間は10分程度あるので軽食程度なら可能ですが、広いキャンパス内で移動しているとあっという間に終わってしまうので注意が必要です。

授業の内容

真冬のキャンパス

私は週に5つの講義を履修していました。

もっとも印象的だった講義は「世界遺産探求」という科目です。この講義は教養科目で、学部・学年関係なく履修できるものですが、私以外の学生は全員現地の韓国人学生でした。もともと私自身が世界遺産や歴史的建造物に関心があるので、講義内容自体はとても興味深く楽しかったのですが、授業スピードが速いことが難点でした。当然、現地の学生に合わせたスピードで授業が進んでいくので、追いつけるように予習復習をしっかりとするように努めました。

他にも、留学生のみが履修する科目では、学生自身で韓国ドラマの一部を母国語に翻訳しました。方言や韓国語特有の慣用句・ことわざなどを日本語にどう活かすかなど考えることで、韓国語についてもより理解を深める機会になりました。

課題

おもにレポートと発表の課題が多かったです。レポートは日本と同じようにテーマに沿った1,000~2,000字程度のミニレポートが多く、発表はパワーポイントを使って資料を作ります。個人課題もありますが、韓国では팀플(チームプロジェクトの略語)と呼ばれるグループ発表も多いです。

試験

試験勉強の様子

基本的には中間試験と期末試験の2回の試験があり、試験の代わりに課題が出る科目もありました。授業資料の持ち込み可能(韓国では“Open Book”といいます)なものもありますが、その分難しい問題が出る印象でした。問題の内容は、「〇〇について説明しなさい」や「△△について自身の考えを300字程度で記述しなさい」といった記述式が多いです。良い成績を取るためには、普段の講義内容を応用するなどして、ただ習った内容を暗記するだけではいけないことを改めて感じる機会になりました。

前述した「世界遺産探求」の試験は、資料の持ち込みが禁止されている記述式の試験だったので、講義内容を基に作成しておいたノートや教科書のメモを使って何度も復習しました。建造物の構造の特徴や建築・美術の流行に関する記述式問題が多く、韓国語で試験を受けるのは苦戦もしましたが、期末試験ではクラスで上から2番目の成績を取ることができました。現地の学生に混ざって好成績を取ることができたことは、今回の留学での大きな成果だと思っています。
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