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留学からつながる学び(6)「韓国語通訳」


2025年2月21日
担当教員:徐 映京助教
「韓国語通訳」は、上級レベルの韓国語の表現や言い回しを習得し、豊富な語彙力を持つことにより、日本語と韓国語の逐次通訳ができるようになることを目的とします。通訳の技法に関する専門知識や、通訳する内容の背景となる韓国政治、社会、文化を知ることも重視しています。

韓国語能力のさらなるステップアップを目指す

授業の様子

ペアワークやグループワークを通じ、韓国語の語彙や表現など、互いの訳文について意見を交換します。その後、各自の訳文を修正して発表に臨み、教員からのフィードバックを確認します。ノートテイキングをしながら韓国語への逐次通訳を行うために、通訳内容の背景にある事柄についても意見を述べます。

専門性を持った通訳のための第一歩を踏み出す

日本語と韓国語の構文や表現の違いを理解し、通訳に必要となるコツや言い回しなどを身に付けます。日本語の直訳ではなく、韓国語らしい正確な発音、自然な抑揚で流暢な通訳ができるよう心がけています。

例えば、「メーカー(maker)」という言葉があります。その意味の一つは、原材料を加工して製品を製造・販売する企業のことで、日本ではよく使われる表現です。一方、韓国語でも「메(me)이(i)커(keo)(maker)」と表現することもできますが、実は、一般的に使われる表現は「제(che)조(jo)사(sa)(製造社)」、「제(che)조(jo)기(gi)업(eop)(製造企業)」もしくは「제(che)조(jo)업(eop)체(che)(製造業者)」です。辞書で確認できる表現を元に、いかにネイティブに近い表現に訳すことができるかは、今まで身に付けてきた韓国語能力に加え、日本と韓国の法制度や社会システムに関する理解も必要になります。

「韓国語通訳」では、将来、日韓通訳もしくは韓日通訳を目指す学生もいます。受講生のみなさんは自分の専門性を育むための第一歩を踏み出しています。

(国際学科)
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