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留学からつながる学び(2)「留学後ゼミナール(韓国)」


2024年12月18日
担当教員:徐 映京助教
国際学部の学生は、約1年間の留学から帰国した2年次後期に必修科目として「留学後ゼミナール」を履修することになっています。この授業では英語圏と韓国に分かれて留学の振り返りを行います。韓国留学後の「留学後ゼミナール」では、1年間の留学を通じて現地で学び経験したことについて二つの軸に分けて考えていきます。

1年間の留学生活からつながる学び

留学中の成長を発表した際に学生同士で作成した色紙

留学中の成長を発表した際に学生同士で作成した色紙

学生たちは留学を通じて自らの成長を実感できるほどたくさんのことを経験できたと語っています。「留学前までは自分一人ではできなかったことができるようになった」、「コンプレックスがポジティブな面へ変わった」など、今まで気づかなかった自分の長所を新たに発見できるようになり、行動力を身につけるようになったという学生が多くいます。自らの成長を言葉にして表現できるようになった学生に対しては、留学経験を就活でのガクチカ(学生時代に力を入れて頑張ったこと)のエピソードとして面接でアピールすることを促しています。

帰国後はモチベーションが下がるといった問題も聞きますが、留学後に直面するこのような壁に関しては、現地に滞在しているうちから考えさせ、帰国後の日々の授業においても学生の悩みに耳を傾けて、学生自身が自分のペースで壁を乗り越えられるように指導しています。「授業」という枠に囚われず、学生の留学後を全面的にサポートする気持ちで日々取り組んでいます。

1年間の学習からつながる学び

学生たちは韓国に対して元々大いに興味があるので、留学前にメディアを通じて韓国の文化など様々なことについて多くの情報を収集しています。一方、留学中、現地で留学前には考えられないほどたくさんのことを肌身で感じることにより、帰国後に、韓国に関する新たな学びの目標にチャレンジしたいという学生も多くいます。留学中の日々の授業と生活で見て経験した韓国について、この授業では社会・経済・文化・言語など学生たちが興味をもつ話題を提供し、学生が自らの考えを深めたいと思うテーマを見つけ出せるように指導しています。

「新たに留学にチャレンジしたい」、「韓国で就職を考えている」など、学生の進路に対する希望は様々です。学生の個性を尊重した指導ができるように心がけています。

韓国留学を自分の大学生活、キャリア、人生でどのように位置づけることができるのか一緒に考えること、そして学生全員が何か一つでも学び、そして活用できることを発見してもらうことをこの授業の目標にしています。

(国際学科)
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