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充実した留学に向けて(7)「ホームステイ英語」


2024年8月28日
担当教員:地引 優香助教
1年次後期から始まる海外留学において、英語圏留学の現地での滞在形態はホームステイです。そのため1年次前期に開講される「ホームステイ英語」の授業では、ホームステイ先で想定されるダイアログを通じて、英語表現の学習とリスニング力の向上を目指しています。教科書のダイアログでは空港でのホストファミリーとの会話、夕食の片付けのお手伝いを申し出るシチュエーション、警察に盗難事故の説明をする緊急事態など、様々なシーンを扱います。

授業の流れ

各授業のはじめには、まずクラス全体で各単元のフレーズや表現の確認を行います。写真やイラストを使った英語表現の学習にも取り組んでいます。

多様なリスニング活動に授業内外で挑戦

リスニング活動では問題演習に取り組むだけでなく、リスニングのスキルアップに効果があるといわれる音読活動も多く行います。その際は様々な音読方法を紹介しています。音源の後に繰り返すリピート活動から、聞こえてきた英語を影のように後ろから追いかけて声に出すシャドーイングなどに学生たちは挑戦しています。語学の習得にとっては、授業外学習も非常に大きな意味を持ちます。授業内で実践したことを授業外の時間に各自で行うことができるよう学生を指導しています。

健康状態を表す様々な表現を学習します

健康状態を表す様々な表現を学習します

ロールプレイを通じて学んだ英語表現を実践

スマホを使って練習

各単元の後半ではペアやグループになり、学習した表現を用いたロールプレイ活動などを行います。ホストファミリーとの会話をシミュレーションし、表現やフレーズの定着を目指します。例えば、電話でのやりとりを扱った単元を学習した際、学生たちは「留学生オフィスのスタッフとの面談の予約を電話で取る」という留学先を想定したシナリオで、留守番電話を入れるシミュレーション課題に取り組みます。「留守番電話」の場面では、各自のスマートフォンの録音機能を使って、自分の音声を録音します。教科書で学んだフレーズを用いて実際に使ってみることを繰り返します。
身の回りの英語を調べて英語で表現する
英語スキル科目では辞書を使った英語学習を重視しています。以前にご紹介した「Vocabulary」と同様に、この「ホームステイ英語」の授業の中でも辞書を活用することを指導しています。頻出英単語や英語表現から日常生活で頻繁に使う生活用品の名称まで、自分で調べて確認する習慣づけを促しています。キッチンや洗面所で使う日用品は英語で何というのだろう、郵便局で切手を買うにはどうしたらよいだろうか、などと身近なものを英語で考える練習もこの授業を通じて行います。

「ホームステイ英語」を通じた留学準備
授業中、学生たちから「これ、使えるから覚えておこう」という声を聞きます。覚えておきたいフレーズを自らメモするなど積極的な参加がみられ、大変うれしく思います。ホームステイとは家庭での日常生活を異文化の中で体験することです。「わかったふり」をしないこともミスコミュニケーションを防ぐために大切です。わからないことを積極的に調べること、質問する勇気を育むことは異文化への適応力とコミュニケーション力の向上にもつながると考えます。
この授業を通じ学生が自信を持って留学生活をスタートできるよう、応援しています。

(国際学科)
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