充実した留学に向けて（４）「留学韓国語」

2024年7月12日
担当教員：李正勲准教授
異国の地に長期間滞在しながら、高い語学力を身につけるためには、様々なことに対する積極的なチャレンジが必要かもしれません。その過程で得られるものは、語学力やコミュニケーション能力の向上に加え、現地社会の事情を多面的に理解できる力であると思います。さらにそこから、興味関心の領域が広がり、将来の様々な可能性を探求する上でも貴重な経験になるはずです。

グループワークの風景

韓国理解の多様性
近年、グローバル規模で広がる韓国の大衆文化の人気を背景に、日本での韓国語学習の機会も増え、韓国への留学も増加傾向にあると思われます。韓国留学を通して、語学力の向上はもちろんのこと、社会や文化の様々な特徴を体験することで、日韓や東アジア、ひいては世界へと関心が広がっていくことになります。

このような状況を踏まえ、私が担当する「留学韓国語」では、1年生向けの多様な韓国語授業で学んだ文法や表現を再確認しながら、それらを駆使して韓国の社会事情や大学生活を多方面から学習していきます。

自己管理の重要性
例えば、韓国の交通システムや公共機関の活用方法、健康管理や危機管理に関する基礎知識、また現地の大学での学習に役立つ用語や、図書館をはじめとする学内施設の利用方法など、様々な場面を想定し、豊富な語彙や表現を繰り返し活用しながら語学力を鍛えつつ、広く韓国社会や大学生活について理解を深めていきます。

韓国語で名札の作成後の集合写真

相互理解の増進
授業では、教員による解説をはじめ、個人ワークやペアワーク、グループワークによる多種多様な取り組みが行われます。クラスメイトとのコワーキングを通して、多様な意見に触れながら、問題解決能力や発言力の向上にも取り組んでいきます。実り多い留学に向け、様々なシチュエーションを想定し、語学力やコミュニケーション能力、理解力の向上に力を入れています。

授業に参加する1年生たちは皆、切磋琢磨しあっています。私もまた、全員が心身ともに健康で、なにより自信を持って充実した留学生活を送るための授業になるよう心がけています。

（国際学科）