グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ

充実した留学に向けて(3)「異文化コミュニケーション」


2024年7月1日
担当教員:地引 優香助教
「異文化コミュニケーション」の授業は1年生前期の必修科目です。留学先によらず1年生全員が一緒に受講する授業です。異文化理解を深めるとともに、自分自身・自文化への理解を深めることも授業目標のひとつに掲げ、1年次後期からの留学準備を意識した授業を展開しています。

異文化コミュニケーションとは
異文化コミュニケーションにおいては、自分と他人を区別するのではなく、自分を知り、相手を知る努力をすることを重視します。この授業では、文化、コミュニケーション、アイデンティティなど、普段はあまり気に留めない言葉や考えと向き合い、異文化コミュニケーションの基礎知識の習得を目指します。

授業の様子

異文化における良い学習者の姿
大学では、講義、演習といった科目のスタイルを問わず、学生と教員がコミュニケーションをとりながら授業が進んでいきます。特に留学先となる各国では、学生は、教員の話を聞くことに加えて、聞いた内容について自分の意見・コメントを述べること、グループ活動に責任を持って参加すること、学んだことをまとめて発表をすることなど様々な方法で、理解したこと、考えたこと、わからないことを教員やクラスメイトと共有します。

留学先でも“successful learner”(良い学習者)になるためには留学出発前からの学習姿勢が重要です。そのため、この授業は双方向型の授業を目指しています。例えば、毎回少人数グループでディスカッションを通じた意見交換を行い、オンラインツールを活用してクラス全体でも意見の共有をします。聞く姿勢、参加する姿勢を鍛えながらそれぞれの描く “successful learner”を目指して授業参加するように学生には伝えています。

ディスカッションの様子

ディスカッションの様子

グループディスカッションの様子。今月から映画をみて異文化コミュニケーションの事象を分析する活動を行っています。
生涯を通じて“異文化コミュニケーター”を目指す
留学先では様々な場面で「異」を経験しますが、そこでは同時に学生自身が「異」の存在でもあります。そして、留学から帰ってくると日本が「異」にみえたり、周りから「異」の存在としてみられたりすることもあります。そのような異文化コミュニケーションの体験は生涯において大きな意味を持ちます。学生の皆さんには、多文化共生を必要とするグローバル社会で活躍する“異文化コミュニケーター”を目指して、その第一歩をこの留学前の授業を通じて踏み出してほしいと考えています。

(国際学科)
  1. ホーム
  2.  >  国際学科からのお知らせ
  3.  >  充実した留学に向けて(3)「異文化コミュニケーション」
資料請求・デジタルパンフ