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専門科目紹介:「専門ゼミナール2B」─卒業論文を作成する─


2023年10月5日
担当教員:長島 怜央准教授

「専門ゼミナール2」は4年次に受講する必修科目であり、卒業論文(卒論)の作成がおもな目的です。国際学科には現時点で9つのゼミがあり、それぞれの担当教員のもとで学生たちは学んでいます。私の担当するゼミは「多文化社会論」「戦争と平和」をテーマとしてゼミ生を募集しましたが、実際には学生のテーマは多岐にわたっています。前期に各自の問題関心の明確化のためにレポートの作成や報告などを行い、夏休みからは実際に調査や執筆に取りかかりました。

さて後期に入ると、10月初旬の中間発表会、12月中旬の卒論提出に向けて、慌ただしくなってきます。前期の時点で先輩たちの卒論を見て「これなら私も書けるわ」などと余裕を見せていた学生たちも、後期には問題設定やデータ収集などのさまざまな点において担当教員のツッコミを受けて苦労していくことになります。また、後期の卒論提出までの1、2か月は大事な時期なので、アルバイトや就職内定先のインターンなどを入れすぎないように学生たちには伝えています。担当教員としては、最後の最後まで卒論作成に注力して、大学4年間の集大成として立派な卒論を仕上げてほしいと願っています。卒論作成に打ち込むことができれば多くのものを得られますし、それを何年か経ってからも実感するでしょう。

昨年度の本ゼミの卒業論文題目
  • 現代の黄禍論─コロナ禍のアジア系へのヘイトクライム増加に関する一考察─
  • 日本社会におけるイレズミ・タトゥーに対する偏見─映像作品を通じたイメージの形成に関する一考察─
  • イスラム教とイスラム国の混同─マスメディアから見る日本人拘束事件─
  • 停滞する日本経済と節約ブーム─長期デフレ社会で美徳とされる節約に関する批判的考察─
  • 日本社会における大麻認識─世界的な医療用・嗜好用大麻の合法化の流れのなかで─

卒論中間発表会に向けて準備をするゼミ生たち

卒論中間発表会に向けて準備をするゼミ生たち

昨年度の卒業論文

昨年度の卒業論文

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