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専門科目紹介:「日本文化研究」―平安装束を着る―


2023年9月5日
担当教員:青栁 隆志教授

この授業は、留学後の国際学部生にさらに広い視野を持ってもらうために、日本の伝統文化の華である伝統装束の形態や配色等を学ぶと共に、束帯・衣冠・直衣・狩衣・十二単・小袿・細長等を実地に着装して、その具体的なありようを実体験する授業です。そればかりでなく、装束の歴史や有職故実などの文献的な座学も並行して行います。たまたま来年度のNHK大河ドラマ「光る君へ」が平安貴族の社会を扱っているので、それに寄せて、日本文化についてより深く知ってもらうことも目的にしています。

十二単一式の重さは約17キロにもなります。学生諸君からはとても暑くて重いという感想があります。昔は絹糸が現在よりも細かったので、実際にはもっと軽い装束であったと考えられています。装束の世界は男性のほうが細かい規則が多いので、男性装束についてもきちんと学んでもらいます。試験では、十二単と狩衣の着装が課題になります。また、「ぬりえbook」を用いて、日本の伝統色の学習も行います。

(国際学科)
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