専門科目紹介:「ヨーロッパ情勢」―現在ヨーロッパが直面している問題を学ぶ―
2023年7月5日
担当教員:岡本 和彦教授
この授業は、グローバル化が進む今日の世界においてヨーロッパ諸国がいかなる状況に置かれ、どのような問題を抱えているのかについて理解することを目的としています。同時に、ヨーロッパの国々が、EU(European Union欧州連合)に対してイメージするような先進国として共通性を有し一つにまとまっているように見えて、その実態はきわめて多様であるということについての認識を深めることも意図しています。
担当教員:岡本 和彦教授
この授業は、グローバル化が進む今日の世界においてヨーロッパ諸国がいかなる状況に置かれ、どのような問題を抱えているのかについて理解することを目的としています。同時に、ヨーロッパの国々が、EU(European Union欧州連合)に対してイメージするような先進国として共通性を有し一つにまとまっているように見えて、その実態はきわめて多様であるということについての認識を深めることも意図しています。
現代ヨーロッパを知る上で中心となるのはEUについての理解です。授業の前半では、EUの成り立ちから始めて、「欧州市民権」「人の自由移動:シェンゲン協定」「EU拡大」「ユーロ導入」「欧州憲法条約の挫折」「特定多数決制度」「規制国家論:コミトロジー」といったキーワードから、EUが何を理想としつつ、現実にはどのような困難にぶつかっているのかを詳細に見ていきます。そして授業の後半では、①「欧州安全保障危機」、②「欧州移民・難民危機」、③「ポピュリズムの台頭」という3つのテーマを設定し、テキストの読解等を通じて直面する問題を理解するとともに、受講者自身もこれらのテーマから課題を一つ選び、レポートにまとめて発表を行います。
昨年に続いて今年も、ロシアのウクライナ侵略についての解説も行いました。ヨーロッパは国際学部の留学先にはない地域ですので学生にはあまりなじみのない地域なのかもしれませんが、グローバルな世界の動きをアメリカとともにリードするのがヨーロッパです。この授業を通じてヨーロッパについて学ぶことの意義は大きいと思いますので、できるだけ詳細に、でもわかりやすい解説を心がけています。
昨年に続いて今年も、ロシアのウクライナ侵略についての解説も行いました。ヨーロッパは国際学部の留学先にはない地域ですので学生にはあまりなじみのない地域なのかもしれませんが、グローバルな世界の動きをアメリカとともにリードするのがヨーロッパです。この授業を通じてヨーロッパについて学ぶことの意義は大きいと思いますので、できるだけ詳細に、でもわかりやすい解説を心がけています。
学生の感想
- 今現在のヨーロッパ情勢について、ウクライナとロシアの戦争をはじめとするさまざまな問題への取り組みなど改めて考える時間ができた
- ヨーロッパの情勢について詳しく知れてよかった
- プリントを配布し、情報もまとめられていて、わかりやすかった
関連参考書籍
(国際学科)