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専門科目紹介:「留学後ゼミナール」-留学体験を振り返り、将来に繋げる-


2022年10月5日
国際学科では、留学を終えた学生は帰国後、「留学後ゼミナール」を受講します。この科目は英語圏留学と韓国留学の学生に分かれて受講します。

私の担当している韓国留学学生向けの授業では、まず各自で留学体験の振り返りをおこない、留学前・中・後の自らの考えや視点の変化を認識するところから始めます。そしてグループワークを通して他の学生と振り返り内容を共有・比較することで、個人的な成長、韓国や世界の中の日本社会・日本人(もしくは自国の社会や人)について、ひいては留学の意味や価値を考えることをねらいとしています。ここでの振り返り作業は、今後の大学生活や就職活動でのアピールの素材としても活かすことができ、将来へと繋げる作業とも言えます。

これ以外にも、1年間かけて各自の研究に取り組みます。留学出発前に研究テーマを定め、研究計画にしたがって韓国滞在時に調査研究を実施し、その成果を本授業で発表しています。本研究が3年次以降の専門ゼミナールの論文や卒業論文のテーマに発展する可能性も大いにありますが、「論文執筆のための研究」とはまた異なるため、学生の興味関心に直結したバラエティに富んだ研究テーマがみられます。

帰国後の学生からどのような発表を聞くことができるのか、現在留学中の学生がどのような研究をしているのか、毎年とても楽しみです。

帰国前の学生たち

1年間の韓国留学を修了し、帰国前の学生たち(仁川空港)

(国際学科 水谷清佳) 
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