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今週の「屋内ボールゲーム」(12週目)


12週目のゴール設定は、「スタッツから具体的な目標値を設定することができるようになる」です。

“今は漠然としていて夢のような目標だけれど、その目標を細かく分けてそれを達成できるようにしてみて下さい。例えば、次の大会ではこのタイムを切ろうとか、小学生、中学生、高校生での目標タイムを作ることです。すると、やがて毎日の練習も大きな目標への大切な一日で、その日のやるべき練習内容とその意味が分かってくるようになります。”

突然ですが,元水泳オリンピック選手の言葉です.
“大きな最終目標を細かく分けて行動に移す”
メジャーリーグで大活躍している大谷翔平選手の目標達成シート(マンダラチャート)は有名ですね。

例え話のスケールは大きくなりましたが、スポーツの世界では夢を語るときに漠然とした目標になる傾向があります。
それでは、目標も“絵に描いた餅”になってしまいますね。
目標を具体的にする・・・そこで今回は「KPI」と「KGI」というマーケティング理論に触れていきます。

KPI→重要業績評価指標(Key Performance Indicator)
KGI→重要目標達成指標(Key Goal Indicator)

最終目標を定めることによって、成果がどのくらい出たかを測る指標がKGIです(例:○○大会で優勝を目指す)。
しかし、最終目標を達成するためには、様々な要素とプロセスがあります。
このような個別の要素をどれだけ達成できたかを測る指標がKPIとなります(例:相手のオフェンスリバウンドを10本以下に抑えるためにスクリーンアウトを徹底する)。
前回から本授業では、“ベーシックスタッツ”と呼ばれる個人の成績を記録しています。
今回は、このベーシックスタッツを基に,その日の授業目標値(KPI)を設定します

KPIを設定する際に5つの重要な項目があります。
①明確性(Specific)
②計量性(Measurable)
③現実性(Achievable)
④結果指向または関連性(Result-oriented or Relevant)
⑤適時性(Time-bound)
これらは頭文字をとって「SMART」と呼ばれています。

学生達はどのようなKPIを設定したのでしょうか?
少しだけご紹介します。

「前回はターンオーバーが6回あったから半分の3回にする」
「シュートが2本しか打てなかった。今回は1試合で2本打つ」
「DNBが3回もあった。ミスをした後に戻れなくなるので、意識して走る」
「アシストをしたい」
「フリースローが0/2で0.0%だった。フリースローは100.0%にしたい」などなど…。
抽象的な目標もありますが・・・。

さらに復習として撮影された動画を見ながら自身のプレイを分析してみます。
次回の学生達の反応が楽しみです。

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