今週の「屋内ボールゲーム」(10週目)
10週目のゴール設定は、「様々な状況のオフェンスとディフェンスに対応できるようになる」です。
バスケットボールは、目まぐるしく状況が変化する中でオフェンスとディフェンスのプレイヤーがコート内で入り混じるスポーツです。
そのため、瞬時の状況判断が要求されます。
“判断”とは情報を「認知する」ことと「選択する」ことの2つのフェーズに分けることができます。
最初の“認知”は、「過去の自分自身の経験に基づく記憶に照らし合わせ判断するプロセス」と定義されるのですが、簡単に言えば、「経験したことのないこと、チャレンジしたことのないことはできない」ということです(「Football Coaching Laboratory」より引用)。
次の“選択”は、今流行りの「ディシジョンメイキング(Decision Making)」となり、「得られた情報を瞬時に処理し、最も適切なプレイを選択する能力」のことを意味します。
これは、バスケットボールに限ったことではありませんが、スポーツにおける運動スキルには、状況が比較的安定していて、実行すべき運動をあらかじめ予測できる“クローズドスキル”と、状況が時々刻々と変化し、その後の展開を予測することが比較的難しいオープンスキルに大別されます。
先ずは、この“認知”の質と量を高めることを目的に“クローズドスキル”的なドリルを行います。
仲間がノーマークの時にシュートを打ちやすいパスを出す(シューティング・パス)、ゴール下が空いている時に飛び込む(ダイブ)、ディフェンスがパスカットを狙っている時にパスを止める(パス・フェイク)など、様々な状況を想定した「シチュエーション・ドリル」を経験します。
そして慣れてきたら、“オープンスキル”の向上を目的に、ライブ形式の練習します。
この日は、オフェンスの方が数的有利になる“オーバーナンバー”の練習を行いました。
3on3の状態から始まるこの練習ですが、3ポイントライン辺りからリングを背にして縦一列にオフェンス2人とディフェンス3人が交互に並び以下の手順で行われます。
①守るリングを背にしてディフェンスが先頭で交互に縦一列に並ぶ(DODOD)
②センターラインとサークルが交差するあたりにコーンを2個所置いて、ボールを持ったオフェンスは攻めるゴールを向く
③ボールを持ったオフェンスがボール・スラップ(ボールを叩く)したら、先頭のディフェンスはコーンをタッチするためにダッシュ、縦に並んでいたオフェンスは背にしていたゴールを攻める
④ディフェンスは先頭のディフェンスがコーンをタッチして戻るまで、2人でオフェンス3人を守る
先頭のディフェンスが戻ってくる数秒の間、オフェンス3人、ディフェンス2人という“オーバーナンバー”という状況になります。
オフェンスはこの数的有利の状況で、確実にシュートを決められるようにプレイします。
一方、ディフェンスは数的不利な状況ですが、オフェンスの動きを読んで、シュートを防ぎます。
スタートの位置を遠くすると、動きがバスケっぽくなってきます(笑)
最後の試合も…だんだんそれらしくなってきました!
本授業では、この理論の理解を深めるために予習・復習動画を発信しています。
興味のある方は、下記URLを覗いてみて下さい。
https://youtu.be/613NSMio6pU
バスケットボールは、目まぐるしく状況が変化する中でオフェンスとディフェンスのプレイヤーがコート内で入り混じるスポーツです。
そのため、瞬時の状況判断が要求されます。
“判断”とは情報を「認知する」ことと「選択する」ことの2つのフェーズに分けることができます。
最初の“認知”は、「過去の自分自身の経験に基づく記憶に照らし合わせ判断するプロセス」と定義されるのですが、簡単に言えば、「経験したことのないこと、チャレンジしたことのないことはできない」ということです(「Football Coaching Laboratory」より引用)。
次の“選択”は、今流行りの「ディシジョンメイキング(Decision Making)」となり、「得られた情報を瞬時に処理し、最も適切なプレイを選択する能力」のことを意味します。
これは、バスケットボールに限ったことではありませんが、スポーツにおける運動スキルには、状況が比較的安定していて、実行すべき運動をあらかじめ予測できる“クローズドスキル”と、状況が時々刻々と変化し、その後の展開を予測することが比較的難しいオープンスキルに大別されます。
先ずは、この“認知”の質と量を高めることを目的に“クローズドスキル”的なドリルを行います。
仲間がノーマークの時にシュートを打ちやすいパスを出す(シューティング・パス)、ゴール下が空いている時に飛び込む(ダイブ)、ディフェンスがパスカットを狙っている時にパスを止める(パス・フェイク)など、様々な状況を想定した「シチュエーション・ドリル」を経験します。
そして慣れてきたら、“オープンスキル”の向上を目的に、ライブ形式の練習します。
この日は、オフェンスの方が数的有利になる“オーバーナンバー”の練習を行いました。
3on3の状態から始まるこの練習ですが、3ポイントライン辺りからリングを背にして縦一列にオフェンス2人とディフェンス3人が交互に並び以下の手順で行われます。
①守るリングを背にしてディフェンスが先頭で交互に縦一列に並ぶ(DODOD)
②センターラインとサークルが交差するあたりにコーンを2個所置いて、ボールを持ったオフェンスは攻めるゴールを向く
③ボールを持ったオフェンスがボール・スラップ(ボールを叩く)したら、先頭のディフェンスはコーンをタッチするためにダッシュ、縦に並んでいたオフェンスは背にしていたゴールを攻める
④ディフェンスは先頭のディフェンスがコーンをタッチして戻るまで、2人でオフェンス3人を守る
先頭のディフェンスが戻ってくる数秒の間、オフェンス3人、ディフェンス2人という“オーバーナンバー”という状況になります。
オフェンスはこの数的有利の状況で、確実にシュートを決められるようにプレイします。
一方、ディフェンスは数的不利な状況ですが、オフェンスの動きを読んで、シュートを防ぎます。
スタートの位置を遠くすると、動きがバスケっぽくなってきます(笑)
最後の試合も…だんだんそれらしくなってきました!
本授業では、この理論の理解を深めるために予習・復習動画を発信しています。
興味のある方は、下記URLを覗いてみて下さい。
https://youtu.be/613NSMio6pU
(川北準人)