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今週の「屋内ボールゲーム」(第8週目)


折り返しとなる8週目のゴール設定は、「様々なドリルを通じてバスケットの動きを知ることができる」です。

バスケットボールの動きのみならず、運動は3つの形式に分けられます。
一つ目は、循環運動といい、歩く、走るといった同一の運動が繰り返される運動です。
二つ目は、非循環運動といい、投げる、打つなど一つの運動経過で達成される運動です。
そして三つ目は、組み合わせ運動といい、循環運動と非循環運動を組み合わせた運動です。
これらを運動学では、“局面構造”といいます。
バスケットボールの「パスをキャッチして仲間にパスをする」という組み合わせ運動を例にすると、準備局面(キャッチの準備)→主要局面(キャッチ)→融合局面(ステップと腕の引き込み)→主要局面→(パス動作とリリース)→終末局面(フォロースルー)のようになります。
初心者の場合にはそれぞれのタイミングがスムーズに行われないことが多いようです。
一方、熟練者(上手い人)は局面間が流動的で滑らかな運動になります。

バスケットボールの動きは複雑です。
そこで毎回の授業の始まりは、ボールを持った「ウォーミング・アップ・ドリル」で、体をほぐしながら循環運動的にボールを扱います。
8回目になると、学生の動きも少しスムーズになってきます。
そして今回は、組み合わせ運動的に走りながらボールをキャッチして、仲間にパスをするというドリルを全員で行いました。
さらに、このような動きの中に“シュート”を組み合わせて複雑さを増していきます。

今回はありがたいことに健スポ3年生が授業のお手伝いをしてくれました!

(川北準人)
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