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学生インタビュー:子どもたちへのスポーツ指導の実例②


2023年9月19日
現在、生徒にとって望ましい持続可能な部活動と学校の働き方改革の実現に向けて、中学校を中心に部活動指導の外部委託(地域のスポーツ指導者等への委託)が段階的に始まっています。

前回に引き続き、実際に子どもたちにスポーツ指導をしている健康・スポーツ心理学科の学生にインタビューを行いました。

Q.子どもたちにバレーボールの指導をすることになったきっかけを教えてください

これまでの競技生活で何度も大きな怪我をしました。怪我の経験から得たものもありますが、怪我をしないに越したことはありません。怪我をしない体づくりと、バレーボールの楽しさを子どもたちに知ってほしいため、大学入学後、出身クラブで小中学生の指導を始めました。

Q.具体的な活動内容を教えてください

市内の小学校の体育館を借りて小学生は土日に、中学生は平日夜に週1回活動しています。練習の他に、部員募集に力を入れて体験イベントを開いたり、チラシを作って配布したりしています。今年から独立し、自分のチームをもちました。色々な方にお手伝いいただき、成り立っています。来年から強力なスタッフが次々と加わる予定です。

Q.工夫している点、やりがい、大学で学んだことの活用などを教えてください

第一に“運動が楽しい”と思ってほしいと考えています。練習の際、コーディネーショントレーニングや基礎練習等の飽きやすい内容をいかにワクワクさせられるか、いかに高い集中力を保たせるかを研究しています。生徒の悩み相談の際、カウンセリング理論に基づいて話を聴きます。コーチングを学ぶために本学科に入学しましたが、健康や幸せについても様々な側面から学び、コーチングに活かしています。

Q.部活動の外部委託についてどう思いますか

外部委託は学校の先生の負担を軽減するためにできるだけ早くするべきだと思いますが、まずは共存することだと思います。現在、クラブチームも中学校の公式戦に参加できるようになり、変わりつつあります。委託を望む先生も多くいるでしょうし、委託される側は責任をもって学生スポーツを支える受け皿となって貢献するべきだと思います。

Q.今後の目標や方向性について教えてください

チームの部員30人を目指し、楽しく試合をすることが目標です。最終的には法人化し、バレーボール以外の競技も運営し、週替わりでいろいろなスポーツに触れられるスポーツクラブのビジネスを始めたいと考えています。

「学生インタビュー:子どもたちへのスポーツ指導の実例①」はこちら


(健康・スポーツ心理学科)
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