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先生に聞く─東京成徳の研究紹介─ 江口めぐみ准教授


先生に聞く

2024年7月20日
本記事は、東京成徳学園広報誌「TOKYO SEITOKU NOW」との連動企画です。
広報誌に掲載した誌面も、ぜひあわせてご覧ください(誌面は【こちら】)。

江口 めぐみ 准教授

江口 めぐみ 准教授

今回「東京成徳の研究紹介」としてご紹介するのは、東京成徳大学応用心理学部臨床心理学科の准教授 江口 めぐみ(えぐち めぐみ)先生です。

江口先生は、コミュニケーションの発達を研究のメインテーマとし、自己主張と他者配慮の観点から研究をしています。

経歴等について

高校卒業後、早稲田大学第一文学部(現・文学部)に入学し、心理学を専攻しました。
学部卒業後は筑波大学大学院人間総合科学研究科に進み、発達臨床心理学の立場から研究や臨床について学びました。

筑波大学助教、立正大学助教を経て、2018年4月に現職に着任しました。
研究・臨床活動を行う中で、博士(心理学)、臨床心理士、公認心理師を取得しています。

今現在、取り組まれていること(研究など)

共著やこれまでの研究論文

人とのコミュニケーションがメインの研究テーマです。その中でも「自分の気持ちや考えを素直に、適切な方法で伝えること(自己主張)」と「相手の気持ちや考えなどに配慮すること(他者配慮)」の観点から研究を行っています。

両者のバランスや内容が発達に伴ってどのように変化するのか、またコミュニケーションのスタイルが精神的な健康や人間関係へどう影響を与えているのかを調査し、教育実践やカウンセリングの場に生かしています。

主な対象は児童期ですが、子どもから大人まで幅広く研究を行っています。

その研究に興味を持ったきっかけは?

大学時代は「ストレスへの対処」の研究に興味があったのですが、関連資料を調べている中で『アサーション・トレーニングーーさわやかな自己表現ーー(平木典子著)』という本に偶然出会いました。
「子どものうちから上手に自己表現ができれば、ストレスの予防にも対処にもつながるのでは」と興味を持ったのが入り口です。

学生時代のことを教えてください

博士論文を風間書房から出版(2019年)

学生時代は、自分が何に向いているのか、何がやりたいのか、あまり分かっていませんでした。

「行ったことのない場所に行ってみたい」「まずは体験してみたい」と好奇心の赴くままに動いていた気がします。

失敗も多かったと思いますが、「自分に向いていないこと」や「理想と現実のギャップ」を身をもって知ることができたのは大きかったです。

研究や教育外ではどのように過ごしていますか?

普段は子育てに奔走しており、体力勝負の日々です。
たまの旅行が趣味ですが、なかなか行けていません。
睡眠も好きなので、最近はポケモンと一緒に寝るゲーム『Pokémon Sleep』にはまっています。

今後の目標を教えてください

自分の「心」の表情を、書で表現したもの。
大学院講義『心理療法特論』にて院生と作成

研究活動は「これが分かると面白そうだ」「きっと役立つのでは」という好奇心と希望の種を育てるようなものです。思うようにいかないこともありますが、試行錯誤が身を結んだときに嬉しさを感じます。

そうして得られた研究成果を、子どもや子どもに関わる方たちのサポートに広く役立てることが目標です。1人でできることは限られているので、色々な人の力を借りていきたいと思っています。

記事をご覧の方へメッセージをお願いします

撮影場所:江口先生の研究室

あまり自分のことを決めつけず、いろいろなことに柔軟にトライして欲しいと思います。
そして好きなこと、興味のあることが見つかれば、ぜひ楽しんでください。

若い頃は無茶も効きやすいですが、健康だけは大切してください。
皆さんのご活躍を応援しています。

皆さま、いかがでしたか?
記事をご覧になって、東京成徳の研究やその研究者である先生のことについて、理解ができたり、少しでも身近に感じたりしていただけたら、うれしいです。

また、もしこの記事を読んで、先生の研究や先生、大学のことに興味を持った高校生や受験生がいらっしゃったら、ぜひオープンキャンパスや学校見学にお越しください。
皆さまのご来校をお待ちしています。
【制作・企画】
学校法人東京成徳学園
法人本部 企画調査室
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