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着任のご挨拶:小川 緑助教


2024年10月21日
2024年度9月より応用心理学部臨床心理学科に着任いたしました、小川緑です。主な担当授業は「心理学統計法」、「心理学実験」、「心理学研究法」です。

私の専門は、感覚知覚心理学というヒトが感覚(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚など)から得た情報をどのように処理しているのかを研究する分野になります。なかでも、「嗅覚」から得た情報、つまり「におい」に興味も持って研究しています。大学院生のころから一貫して「におい」について研究しており、人のにおいの好き嫌いはどのようにつくられるのか、においを経験する頻度に焦点をあてて心理実験を行い研究してきました。現在もにおいの好き嫌いに興味はありますが、最近では、ごく弱いにおいでも強く感じてしまうような嗅覚過敏がある人の性格や情報処理の傾向に注目しています。

多くの学生のみなさんは臨床心理学を学びたいと入学されたと思います。私の専門分野はみなさんの興味とは遠いところにあるように感じるかもしれません。しかし、気分により感じるにおいの良し悪しが変わったり、いつもなら気にならないにおいがイライラしている時などネガティブな状態の時にはとても強く、キツイにおいに感じたりすることがあります。自分の周囲の環境について、いつもと少し違うな、と感じることがある時には、何か気持ちにいつも違う変化が生じているのかもしれません。感覚や知覚というと「それは心理学で扱うことなのか?」と疑問に思われるかもしれませんが、感じたものごとをどう捉えるのかは心の働きと実は密接な関係があると私は思います。

一見すると関連しないように思うこともどこかで関連していることは珍しいことではないと思います。自分の興味、関心だけにとらわれず、様々な視点から、たくさんのことを学び、自分の成長につなげてください。

これからみなさんと学べることを楽しみにしています。よろしくお願いします。

(臨床心理学科)
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