先生にインタビュー!:小高 佐友里助教
2024年4月15日
臨床心理学科2年生が臨床心理学科の先生方にインタビューをしました。
第5回は小高 佐友里助教へのインタビューを紹介します。
臨床心理学科2年生が臨床心理学科の先生方にインタビューをしました。
第5回は小高 佐友里助教へのインタビューを紹介します。
心理学に進んだきっかけを教えてください
私はもともと法律の勉強をしていましたが、並行して受講していた教職課程での教育実習の経験が自分の進路について考える大きなきっかけとなりました。授業をすることやクラスをまとめることはもちろん大切な取組だと思うのですが、そもそも私はそのことがあまり得意ではありませんでした。その一方で、集団になかなかなじめない生徒さんや、自分の気持ちをうまく表現できない生徒さんに対して積極的に関わりたいという気持ちが強くあることに気づいたため、心理学を学ぶことにしました。
小高先生はたくさんの学会に参加されていますが、学会に入った理由を教えてください
私は学会に入ることで最新の情報を得ることができるというメリット、学会誌がたくさん届くことによる知識の習得、質の高い学術的な議論に参加できることなどが魅力的だと考えています。また、学会に参加することで、同じように学び、興味を持っている人たちと出会えることも魅力の1つです。自分自身の成長ができ、学会で学ぶことはとても良い経験になります。
スクールカウンセラーとして、どのような活動をしているのでしょうか
私は主に不登校やいじめの予防に力を入れています。子どもたちに相談に来てもらうことも大切な役割の1つですが、それだけでは十分ではないと思います。不登校やいじめは対人関係に付随する不適応がその背景にあると言われています。そのため、適応的なコミュニケーションのあり方を積極的に学ぶことで、困難に直面したとしても子ども自身が自分で乗り越えていく力を事前に身につけていく環境づくりにも注力しています。
インタビューを通して
- 大学院の先生は堅苦しいイメージでしたが、なんでも話してしまいそうになるくらい優しい先生で楽しくインタビューができました。
- 大学生活ではたくさん失敗していろんな経験を積んでほしいというメッセージが印象に残りました。私自身もさまざまなことにチャレンジして学業だけでは得られない日常生活の中での学びも大切にしていこうと思いました。
(臨床心理学科)