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教員紹介:堤 孝晃准教授


2023年11月17日

2023年4月から応用心理学部臨床心理学科に着任いたしました、堤 孝晃です。これまで共通領域部などに所属していましたが、学部・学科の再編に伴い転籍になりました。キャリアデザイン(1年生・3年生)、社会調査演習、社会学、現代社会論、ジェンダー論などを担当しています。よろしくお願いします。

臨床心理学科のディプロマ・ポリシーには、「自他の心の理解を深め、心のケア、支援のための基盤的な知識と技法を獲得し、それによって、社会に貢献できる能力を身に付け」ることが掲げられています。しかしながら、私の専門は、社会学・教育学です。これまで、ひとを取り巻く社会のほうを理解することを目指してきた私は、キャリアコンサルタントとして必要な最低限の知識を除き、心理学(特に臨床心理学)についての専門的な訓練をまったく受けていません。上記ディプロマ・ポリシーの「知識と技法」獲得のための具体的な学修について、私が役に立てることは多くありません。

ただ、臨床心理学について無関心なわけではありません。専門領域についての調査・研究や教育を進めるなかで、わたしたちの社会における心理学の存在の大きさとその功罪を繰り返し考えることがあります。たとえば、わたしたちが誰かを理解しようとするとき、あるいは自分を誰かに理解してもらおうとするときに、わたしたちは何をしているのか?そもそも、ひとがひとをわかるとは、どういうことか?あるいは、その他者理解・相互理解を志す営みに、心理学はどのような役割を果たしているのか?少し立ち止まって考えてみると、これってすごく面白い。こういうことを、心理学ではない周縁・隣接領域の立場から考えてみたいと思っています。もし興味が湧けば、一緒に考えてみましょう。

一方、応用心理学部のディプロマ・ポリシーには、「教養教育による幅広い知識や教養と、キャリア教育による就業につながる知識や技能」も掲げられています。こちらに貢献することが、専ら本学における私の役割です。私が大事だと思うことは、おおよそ授業に詰め込んでいますので、そちらでお話しします。

あなたが望む限り、大学は、その望みに応えてくれる場所であるはずです。
ですから、疲れたときには休憩しながら、できるときにはできるだけ多くを望んでください。あなたが楽しむことを厭わない限り、大学は、これ以上なく楽しい場所であるはずです。ですから、大学生活を(願わくば、学問を)、ぜひ存分に楽しんでください。
そのために、私ができることを精一杯尽くししたいと思います。

(臨床心理学科 堤 孝晃)
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