臨床心理学科 石村郁夫准教授が国際会議で最優秀発表賞を受賞しました
2023年10月18日
2023年10月9日~12日、イギリスのバーミンガムでコンパッション・フォーカスト・セラピーの第12回国際会議が開催され、世界各国から100名以上の参加者が集まりました。
石村郁夫准教授は、この国際会議にてこれまで取り組んできた研究成果について(共同研究者と共に)ポスター発表を行い、最も優れた発表として高く評価され「1st Prize」最優秀発表賞を受賞しました。最先端の国際会議での快挙は、我が国の臨床心理学や心理療法の発展に貢献しうるものです。
共同研究者
中谷 隆子氏(埼玉学園大学・専任講師)
大矢 薫氏(新潟リハビリテーション大学・講師)
葉山 大地氏(中央学院大学・准教授)
佐藤 修哉氏(長野大学・准教授)
川﨑 直樹氏(日本女子大学・教授)
2023年10月9日~12日、イギリスのバーミンガムでコンパッション・フォーカスト・セラピーの第12回国際会議が開催され、世界各国から100名以上の参加者が集まりました。
石村郁夫准教授は、この国際会議にてこれまで取り組んできた研究成果について(共同研究者と共に)ポスター発表を行い、最も優れた発表として高く評価され「1st Prize」最優秀発表賞を受賞しました。最先端の国際会議での快挙は、我が国の臨床心理学や心理療法の発展に貢献しうるものです。
共同研究者
中谷 隆子氏(埼玉学園大学・専任講師)
大矢 薫氏(新潟リハビリテーション大学・講師)
葉山 大地氏(中央学院大学・准教授)
佐藤 修哉氏(長野大学・准教授)
川﨑 直樹氏(日本女子大学・教授)
石村郁夫准教授のコメント
私たちは、コンパッション・トレーニングでうまく効果を得られない人を対象にどのように工夫したらよいのかに関して、文部科学省の科学研究費助成事業(基盤研究B)に採択され、研究に取り組んできました。
事前にコンパッション・トレーニングで効果を得られない人を測定するアセスメント方法を開発し、そういう人にはイメージ法は効きにくいということを示しました。一方で、筆記法は注意のコントロールがしやすく効果が見られることがわかりました。以上のことから、コンパッション・トレーニングで躓いてしまう人にとってみれば、事前に注意のコントロールや呼吸法、マインドフルネスなどの基本のスキルを獲得することが大事であり、まずは、自分に合う方法で、ゆっくりと無理せずに、進めていくことが大事であることが示されました。
コンパッション・フォーカスト・セラピーは、近年、世界で最も注目されている心理療法のアプローチであり、その発展に寄与する最新の研究が世界で認められたのは喜ばしいことです。これからも、コンパッション・フォーカスト・セラピーの学術的知見を広めて、精神的に悩んでいる人を一人でも救えるように尽力したいと思っています。
事前にコンパッション・トレーニングで効果を得られない人を測定するアセスメント方法を開発し、そういう人にはイメージ法は効きにくいということを示しました。一方で、筆記法は注意のコントロールがしやすく効果が見られることがわかりました。以上のことから、コンパッション・トレーニングで躓いてしまう人にとってみれば、事前に注意のコントロールや呼吸法、マインドフルネスなどの基本のスキルを獲得することが大事であり、まずは、自分に合う方法で、ゆっくりと無理せずに、進めていくことが大事であることが示されました。
コンパッション・フォーカスト・セラピーは、近年、世界で最も注目されている心理療法のアプローチであり、その発展に寄与する最新の研究が世界で認められたのは喜ばしいことです。これからも、コンパッション・フォーカスト・セラピーの学術的知見を広めて、精神的に悩んでいる人を一人でも救えるように尽力したいと思っています。
1st Prizeの賞状
ポール・ギルバート博士とポスターの前で
(臨床心理学科)