【授業紹介】「子ども問題海外研修」 スウェーデン・フィンランドにて研修を行いました
2024年11月6日
担当教員:塙 和明教授、青木 研作教授、土屋 佳雅里准教授
担当教員:塙 和明教授、青木 研作教授、土屋 佳雅里准教授
9月28日~10月5日、子ども学部「子ども問題海外研修」科目の履修学生21名が、世界的な教育先進地域で、社会福祉国家としても名高いスウェーデン・フィンランドにて研修を行いました。この科目は、子どもをめぐる問題について海外へ視野を広げることを目的に、前期は両国についての事前学習、後期は現地訪問を行い、その成果を報告書へまとめることを内容としています。研修では、複数の就学前学校や小中一貫校の訪問、ストックホルム大学でのスウェーデンの幼児教育・福祉政策に関する講義受講、ネウボラなど出産・育児支援の視察を実施し、さらにストックホルムとヘルシンキ市内を歩き現地の日常の暮らしにもふれるなど、幅広く学ぶ機会となりました。スウェーデン・フィンランドが保育・教育・福祉の先に目指すものは、人々や社会の幸せ(ウェルビーイング)です。履修学生には、研修で得た学びを活かし、子どもたちの幸せを支えることのできるエキスパートとして社会で活躍して欲しいと願っています。
ストックホルム/スウェーデン王国
森のムッレ就学前学校(9月30日訪問)は、自然を体感することで、自然や生き物を大切にする心や自然と人間との繋がりを学ぶ、スウェーデン発祥の野外活動プログラムを導入しています。森の中で、履修学生は子どもたちとフィーカ(スウェーデン文化のティータイム)を楽しんだ後、追いかけっこをしたり、工作をするなどして一緒に遊びました。
ブリンケンズ就学前学校(10月1日訪問)は、子どもの主体性や協調性を育む北イタリア発祥のレッジョエメリア教育を導入しています。小学校が併設されており、小学校との連携についての説明も聞くことができました。園児に事前に用意した折り紙を手渡しました。
ブリンケンズ就学前学校(10月1日訪問)は、子どもの主体性や協調性を育む北イタリア発祥のレッジョエメリア教育を導入しています。小学校が併設されており、小学校との連携についての説明も聞くことができました。園児に事前に用意した折り紙を手渡しました。
森のムッレ就学前学校
ブリンケンズ就学前学校
ヘルシンキ/フィンランド共和国
クオッパヌンミ保育園とクオッパヌンミ小中一貫校(10月3日訪問)は、インクルーシブ教育に力を入れており、必要な支援を受けながら、全ての子どもが同じ場で学んでいます。先生方の説明を伺いながら各教室を視察し、実際の支援方法などの理解を深めることができました。
クオッパヌンミ保育園の遊戯室
クオッパヌンミ保育園の保育室
履修学生の感想
- 現地の保育園、幼稚園、小学校、中学校と実際に施設を見に行き、お話を聞いて、子ども達とも交流することができるなど、この研修に参加しなければ絶対にできない経験や学びをたくさん得ることができました。
- 研修としてもとても充実した 1週間でしたが、これからの自分がどうしていきたいのかやどうなりたいかなど、これからの自分の将来についてもより考えるきっかけになりました。
ガムラスタンにて 集合写真
(子ども学科)