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「特別支援教育」でカニングハム久子氏にご講話をいただきました


2023年11月6日
2019年度より、幼稚園教諭と小学校教諭の免許状取得必須科目に「特別支援教育」が加わりました。文部科学省により取りまとめられた「教職課程コアカリキュラム」では、この科目の到達目標の中に、「母国語や貧困の問題等により特別の教育的ニーズのある幼児、児童及び生徒の学習上又は生活上の困難や組織的な対応の必要性を理解している」ことを含めています。

異言語環境下にある障害のある子どもの問題は、日本では新しいものですが、米国ではこれらの子どものための法の整備が数十年前より進められてきました。そこで、今回は、米国でのSpecial Education(特殊教育)の専門家であり、ニューヨーク医科大学教官やニューヨーク臨床教育父母の会代表なども務められ、言語的・文化的に多様な背景のある子ども達の支援に長年携わってきたカニングハム久子氏をゲストスピーカーにお招きしました。

カニングハム氏は、海外日本人学校における初の「特殊学級(現 特別支援学級)」設置運動を成功させた第一人者であり、日米教育交流の促進に尽力したことを認められて外務大臣賞を受賞された方でもあります。受講学生は、講師の豊富な臨床経験に裏付けられた共生社会の形成に向けて提言を聞きました。

受講学生の感想

  • 私自身、様々な国の子どもや保護者を支援できる保育者になりたいと思っていたので、先生のお話は非常に学びの多いものでした。グローバル化においては、「価値観が異なる時、何かの障壁にぶつかった時にアガペー(愛)がなければ共生は難しい」などの言葉が印象的でした。人に思いやりを持って、誰かのために何かできることが、自身も他者も、そして社会も幸せに導くのではないかと考えさせられました。

  • 交通事故の後、渡米をして学びを深めようとする行動力などから、とても芯のある強い方であることが伝わりました。幼い頃の家庭環境などが影響しているとは思いますが、どんな時でも自分を見失わずに自分の力を信じて物事に取り組んできた話を聞いてその大切さを学びました。また、自分が得たことを他人のためにという意識も今後保育者になるにあたって重要になってくるのではないかと思いました。今回の話を聞いて学んだ大切なことは、今後自分の人生の中で少しでも活かせるようにしたいです。


(子ども学科)
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