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東京成徳大学・東京成徳短期大学×北とぴあ コラボ企画 「多目的ルームで子どもワークショップ!〜素材を使ってからだで遊ぼう!〜」を実施しました その1


2022年12月21日
この企画は、「北とぴあマネジメント共同事業体」様より本学子ども学部と東京成徳短期大学幼児教育科にご依頼をいただき、実現した企画です。全2回のうち1回目を子ども学部、2回目を幼児教育科が担当しました。

1回目(大学子ども学部)2022年11月26日(土)10:00~10:45
2回目(短期大学幼児教育科)2022年12月3日(土)10:00~10:45

今回は11月26日に行われた大学子ども学部の4年生選択授業「子どもの身体表現B」の履修者が企画・担当したワ-クショップを紹介します。

何らかの“素材”を用いてからだをたくさん使ったあそびを考える―。対象は3~6歳の親子。
素材を媒体にして、親子がふれあったりたくさん体を動かしたりしながら楽しい時間を過ごすためには、どのようなプログラムにしたら良いのか。履修者5名が、これまでの実習や子どもと触れ合った経験、授業で学んだ身体表現の内容を基に、様々なアイデアを出しながら内容を考えていきました。

今回、学生たちにチャレンジしてもらったのは、「全体のコンセプトを考えること」「子どもの創造性・独創性を引き出すための遊び、できれば何かしらの“表現”を体験できるような遊びを考えること」です。学生と参加者が共に過ごす時間は短いのですが、その場に参加したことで生まれる動きや親子の関係性にも着目してもらいました。

コンセプトは「海」と早めに決まったものの、細かい流れを考えるにあたり、頭を悩ませました。しかしそこはさすが4年生!子どもの発達や情緒、保護者の方の動き、安全性や環境構成、活動の繋がりをイメージしてプログラムを詰めていかなければならないことを理解しており、それぞれの経験値を基に検討を進めていきました。

事前に、2回目を担当する幼児教育科の学生(ダンス・身体表現ゼミ1年生)に協力してもらい、合同リハーサルも行いました。実践することで、役割分担や全体の流れをしっかり確認し、課題や修正点を把握することができました。幼児教育科の学生から子ども役としての気づきを伝えてもらい、ゼミ担当の池田准教授からのアドバイスも受け、当日には不安を解消して臨むことができました。
当日は生憎の小雨模様でしたが、4名の担当学生も参加してくださった親子の皆様も、45分弱の時間を楽しんでいただけたようで、学生共々ほっとしました。

幼児教育科の皆さんとの合同リハーサル
フィードバックをたくさんもらい、さらに内容を深めるための検討を行うことができました。
1年生ながら子どもの育ちを考えてコメントしてくださりありがたかったです。

“しんぶんし おにいさん” の登場!
みんな、しんぶんしになって全身を動かすよ!

絵本の読み聞かせに合わせてパンダになりきり、親子でふれあいながらからだをほぐしました。
パンダのぬいぐるみも好評でした。

海の生き物になって、海として見立てた布の中へ空気をはらんでふんわり揺れる布を見て気持ちよさそう

今回のように、自分たちで内容を考え、子どもだけではなく保護者の皆様も対象となるワークショップを学生が担当させていただくことは、大変貴重な機会であり、これまでの経験や学修を活かす大きなチャンスとなりました。これまではあまり実現できなかった幼児教育科の学生との協働的な学びが、互いに刺激となり、相乗効果となったことも大きな発見です。
 
最後になりましたが、学生も教員も新たな知見を得、スキルアップに繋がる、大変意義のある機会を与えてくださいました北とぴあマネジメント共同事業体のご担当者様、ご参加くださった皆様に、深く感謝申し上げます。

*ご参加の皆様から、写真掲載の許可をいただいております。
*このメンバ-で12月には板橋区児童館にて「親子で体を使ってあそぼう―海の生き物、知っているかな―」のプログラムを担当しました。参加者や担当学生のコメントも掲載していますので、別記事もご覧ください。


子ども学部「子どもの身体表現B」担当 羽岡佳子
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