グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ

【ゼミナール紹介】個々の目指すレベルに合わせて財務会計を学びます


2024年6月17日
担当教員:中井 雄一郎准教授

「財務会計」を研究する中井ゼミナール

企業の活動を一定のルールに従って記録・計算・整理して、財務諸表といった報告書を株主などの利害関係者に報告する社会的なシステムを「財務会計」といいます。

私は財務会計を勉強する際には、その将来の用途を想定すると、複数のパターンがあってもよいと思っています。これを自動車に例えて説明します。
  1. 自動車が運転出来ればよい
  2. 自動車を作れるようになりたい
  3. 自動車を修理できるようになりたい
  4. 自動車の車検ができるようになりたい

①は自動車の免許を取得し、運転して色々なところに行ければ良いという事ですが、会計では財務諸表を読める、利用できれば良いという事になります。
②は自動車の工場に勤めるなどして、自動車を世に生み出す作業となりますが、会計では経理部門などに勤めて、財務諸表を作成したいという事になります。
③は、自分では自動車は作りませんが、その修理が出来るようになりたという事で、①と②の間に位置しますが、会計では帳簿の仕訳等の誤りを修正し、財務諸表を調整したいという事になります。
④は自動車が世の中のルールに従っているかを検査する事になりますが、会計では財務諸表の内容が一般に公正妥当な企業会計の基準などに従っている事を確認したい、ということに置き換えられます。

上記の①が一般的な経営学部の学生かと思いますが、中には②として経理に勤めたい人、③や④のように専門性がある士業を志す人もいるかと思います。レベルは違いますが、会計の基本を一緒に学ぶ事で、自身の財務会計を通じて学びたいスキルを一緒に習得出来ればといいと思います。


ゼミでは、レベルに合わせて様々な書籍を利用して進めていきます。今年度は、『財務3表超入門』という書籍を読み進めていますが、理解度に応じて、簿記の説明を加えるなどの対応をしています。

(経営学科)
  1. ホーム
  2.  >  経営学科からのお知らせ
  3.  >  【ゼミナール紹介】個々の目指すレベルに合わせて財務会計を学びます
資料請求・デジタルパンフ