76. 韓国・慶煕大学留学（S.J.さんより）

留学期間：2021年9月～2022年8月中旬
慶煕大学に留学中のS.J.さんより、約8か月過ごした頃の報告が届きました。語学だけでなく人間的にも成長している様子が窺えます。苦難を乗り越える経験をたくさん積みながら、前向きに頑張ってほしいです。

学習面での振り返り

今学期もいつもと変わらず課題や予習などをしっかりと行えています。中級の2（4級）に進級することができたのでもちろん全体的なレベルも上がりました。今までと違い、序盤の章から知らない単語や表現などが沢山出てきます。なので、単語は意味調べだけでとどまらず、例文などを読んだり、単語を音読しながら書いたりするようになりました。

ずっとオンライン授業だったのですが、ちょうど先週の火曜日から対面授業に切り替わりました。約4ヶ月ぶりの対面授業だったのでとても緊張しましたが、今回のクラスメイトはみんなフレンドリーで良い子たちしかいないので、すぐに緊張が解け、授業に集中することができました。

今学期のクラスも中国の方が多いので休み時間に中国語を教えてくれたり、逆に日本語を教えたりしています。韓国語を通じて他の言語の説明などをできるレベルまで韓国語の能力が身についていることを少し実感しました。中国の方は皆、韓国語の発音が上手です。それを聞いてみると、中国語にも激音、濃音のような発音があると言っていました。一つ新しいことを知ることができました。

生活面での振り返り

ルームメイトのNくんとは部屋が別になってしまいましたが、悪い関係にはなっておらず、英語の時間や語学堂の授業が終わった後に話したりしています。一番コミュニケーションを取れるようになったのが対面授業になってからです。休み時間になる度にクラスメイトと会話し、距離を縮めています。

海外の方と話せる機会は限られているのでなるべく海外の方と話すようにしています。語学堂の授業終わった後、ご飯食べにいこう、一緒に帰ろうなどと気さくに声をかけてくれる人がいることはとても恵まれている環境だなと強く感じました。

今後に向けての反省と抱負

今まで以上にコミュニケーション（日本の方とも）を取り、予習や課題もこなしつつ授業に全て参加します。

個人的な話になってしまいますが、この1ヶ月間は留学に来てから一番濃かった1ヶ月でした。約1ヶ月半前に新型コロナウイルスにかかってしまい、まだ完治していないうちに色々ありルームメイトのNくんが部屋移動をし、さらにクレジットカードが故障することもありました。現金も多くはないためかなり切り詰めた生活を送っていました。

このようなことが重なり、正直、精神的にかなりきつかったです。しかし、人としてかなり成長できました。おそらく留学に来る前にこのような状況になっていたらもっと酷い状況になっていたと思います。そして、その精神状態を回復させるために多くの時間をかける必要があったと思います。留学に来て、自身では気付かないうちに相当成長していたなと感じました。そう考えているうちにポジティブな考えに至り、2日あまりで精神面を回復することができました。

海外でこのような経験をできて良かったと思います。多分これから生きていく中で沢山苦労することや、嫌なこと、ストレスになることがあります。そうした時にこの留学であったことを思い返すと心が軽くなると思います。海外でこのような経験をしてきた自分を誇りに思い、残りの生活も頑張っていこうと思います。