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60. 韓国・建国大学留学(S.R.さんより)


留学期間:2021年9月~2022年8月中旬
建国大学に留学中のS.R.さんより約2か月経ったころの報告です。授業に臨む姿勢の変化や寮の二人部屋での様子、歴史館に訪れた感想などがつづられています。

1. 学習面での振り返り

韓国語の授業はすごく楽しみだったことや内容も面白いことから積極的に出席し、授業で発言することができた。特に授業中の発言について変化があった。日本で授業をしていた時は遠慮やと間違っていたら恥ずかしいという気持ちがあったので誰かの発言を待つことがかなり多かった。しかし韓国での授業が始まってからは、皆同じレベルであることや知らない人であることもあり、積極的に発言することができるようになった。中間試験では말하기(スピーキング)の試験の出来が一番悪かった。先生と相談をする機会があったのでその際に自分が韓国語で話すことが苦手だと伝えたところ、私は韓国語から日本語に変換することが苦手だと指摘された。私は質問に対して完璧な答えを作ろうとするので質問されてから答えるまでに時間がかかる。なので先生からアドバイスをいただいたように、間違ってもいいから韓国語から日本語への変換を早くして言葉を話せるように日々練習する。

2. 生活面での振り返り

生活面では初めて二人で生活する経験を得た。しかし、今まで一人暮らしをしていた時とは違い、誰かと暮らしているからその人のことも考えて行動することが求められ、つらさを感じた。特に、生活リズムの違いからストレスがたまることがあった。最初の方は相手のことを考えて自分の思いを伝えることができなかった。しかしそのままでは今後数か月一緒に暮らすうえで気まずいと思い、正直に自分の気持ちを伝えることにした。それにより、今は以前よりもストレスが少なく生活できている。

3. 今後に向けての反省と抱負

11月は期末試験があるのでそれに向けて文法の復習に力をいれる。말하기(スピーキング)の練習では質問内容の理解を早く行い、それに対する回答を早くいえるように練習をする。学期休みがあり、韓国語で会話をする機会が増えるので、授業で扱った文法で話す。会話でよく使われる文法や表現を見つける。

西大門刑務所歴史館について

戦争や戦時下における韓国と日本軍の関係について学ぶことができる、『西大門刑務所』を訪れました。西大門刑務所は戦争当時の外観をそのままに、一部取り壊されたものも復元してできている歴史博物館です。博物館の中には15の建物があり、その建物に関する出来事を展示していました。ところどころではありましたが、日本語の解説や日本語の資料があり、韓国語が分からなくても歴史について学ぶことができる場所だと思いました。旅行などではあまり訪れないような場所だったので、今回の留学で訪れることができてよかったです。(S.R.)
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