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2018/07/21

東京国立博物館に参観◇特別展「アラビアの道」見学会 3月7日


2017年度秋期公開講座「異人の眼に映った日本と朝鮮」の受講生を中心に、ひとまづ講座をはなれた自主見学会を2018年3月7日(水)午後におこないました。台東区上野公園にある東京国立博物館*の表慶館を訪れ、特別展「アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝」*(会期2018年1月23日-3月18日、5月13日まで延長)に参観、同時開催中の「仁和寺と御室派のみほとけ-天平と真言密教の名宝-」*(会期2018年1月16日-3月11日)は自由に見てあるくというあんばい。

「アラビアの道」はサウジアラビア王国から400点をこえる品をそろえ、五つのパートにわけて構成されています。
1 人類、アジアへの道・・・先史時代、旧石器、新石器時代の新発見
2 文明に出会う道・・・紀元前2500年頃から海上交易をいとなんだアラビア湾(ペルシャ湾)沿岸地域、メソポタミア文明とインダス文明とを結ぶルート
3 香料の道・・・紀元前1000年から香料交易でさかえたオアシス都市、ヘレニズム・ローマ時代(紀元前3-後3世紀頃)の出土品
4 巡礼の道・・・7世紀にはじまるイスラーム時代の遺物、16世紀のクルアーン(コーラン)写本、17世紀マッカ(メッカ)のカァバ神殿の扉など
5 王国への道・・・18世紀から20世紀にかけての、日用品や武器、工芸品、サウジアラビア王国初代国王の遺品など

私としては「古代アラビアの文字文化」の特集展示が興味ぶかく、古代南アラビア文字の碑文やイスラーム化以後のアラビア文字の墓碑を一点づつ写真におさめました。とりわけ目をひいたのは、動物の骨にアラビア文字がしるされた「荷札」で、穀物の分量であろうと推測されるそうです(ラバザ al-Rabadha, 8-10世紀、キング・サウード大学博物館蔵)。

2018年度の「世界史を横断する」講座が、あたかも7世紀にイスラームが勃興する時期から出発するので、アラビアの道が「みちびき」になれば幸いとかんがえたしだい。参加された10名あまりのメンバーは、夕暮れの上野精養軒で乾杯したことでした。
(共通領域部 大井 剛)

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