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2018/07/28

東京国立博物館に参観◇特別展「縄文」見学会 7月25日


縄文時代は温暖な気候だったそうですが、ことしの日本列島の夏は異常に温暖な天気を体験しています。無用の外出はひかえるようにという、暑気あたり対策の警告をききながら、7月25日(水)午後、台東区上野公園の東京国立博物館*に予定通り出かけました。
 

春期公開講座「世界史を横断するⅠ」の受講者を対象とする、講座をはなれた自主見学会です。「とうはく」(東博)では、ちょうど特別展「縄文-1万年の美の鼓動」*(会期2018年7月3日-9月2日)が開催中で、夏休みの子どもたちや外国からの観光客にまじって、平成館の会場に都合5名があつまりました。国宝の縄文土偶5点が勢ぞろいした涼しい会場は思いのほかすいていて、いつになくゆったりと参観できました。

 
おのおの自由に見てあるく趣旨で、引率や解説はありません。質問ならお受けしますが。講座の講師がおすすめした展示は「古代コイン」で、地中海から中央アジアにかけて流布した金貨と銀貨、「平成29年度新収品」*(会期6月19日-7月29日)のなかにある寄贈を受けた蒐集品です。細長い「パンチマーク銀貨」(紀元前5-前4世紀頃のインド、パキスタン、アフガニスタンあたり)をはじめて目にしました。

本館の常設「美術」展示にも、りっぱな土偶や火焰土器があります。

誰もいない国宝室で『群書治要』の写本をながめるのは充実したひとときでした。この本は、中国、唐の皇帝(太宗)の命により編まれた政治の参考例文集ですが、本国では宋の時代に失われ、全50巻のうち日本に伝わるのは平安時代に書き写された13巻(東京国立博物館蔵)と、鎌倉時代の写本(金澤文庫本、宮内庁書陵部蔵)のみ。色染めの紙に端正な楷書でしるされ、かなの書きこみや訓点の符号があって、見あきぬおもむきがあります。

上の写真1枚目は、「縄文」展の記念撮影用パネル。2枚目は平成館ラウンジの天井照明。3枚目は本館正面階段踊り場の窓。下の4枚目は、『群書治要』の巻きものが展示された国宝室。(いづれも2018年7月25日大井剛撮影)
(共通領域部 大井 剛)
 
 

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