メニュー

お知らせ

2018/07/26

TSU オープンカレッジ2018◇春期講座の終了を報告しました

東京成徳大学が一般に公開する TSU オープンカレッジ 2018 春期講座のうち、共通領域部の教員が担当する講座が終了しました。受講してくださった22名のかたに御礼もうしあげます。

講義室の写真(7月11日事務局撮影)とともに講師による終了報告が「公開講座」ホームページに掲載されています(7月25日公開)。このページ右にある
  地域・大学・国際交流 > 地域交流 > 公開講座
に進むと、ごらんになれます。

「公開講座」ページと同じ報告の文章を、下に転載します。
(共通領域部)


◇TSUオープンカレッジ2018  春期公開講座◇
「世界史を横断するⅠ:同時代になにが起こっていたか」講座を終えて

世界の歴史を時間で輪切りにする<世界史を横断する>講座が、2018年7月11日に前半5回の日程を終えました。

同じ時代に異なる地域で生じているできごとを並べてみて、それぞれの国や地域の特性を照らしだす試みです。
おおむね7世紀から13世紀まで、ほぼ200年ごとに時代の潮流をとらえてみました。

第1回 5月16日(水) 人類史の時間と空間
第2回 5月30日(水) 650年の世界
第3回 6月13日(水) 850年の世界
第4回 6月27日(水) 1050年の世界
第5回 7月11日(水) 1250年の世界

はじめに、「明治150年」にちなみ明治元年(1868年)前後の欧米の科学の「新発見」をあつめ(進化論、電磁波の予測、元素の周期表)、いま高校の理科で学ぶような科学の基礎が築かれた時代であることをたしかめました。つぎに昭和十二年(1937年)に世にでた日本の著作をならべ(『墨東綺譚』から『君たちはどう生きるか』まで)、生活感覚で時流の変化をさぐってみます。それから一気に人類史700万年をさかのぼり、ヒトとはどのような生きものか、霊長類の研究によりながら考えました。

「輪切り」作業に着手してからの運びは、つぎの通りです。

7世紀の世界では、イスラームの登場と唐帝国の興隆、その両者の中央アジアにおける接触。
9世紀の世界では、イスラーム交易圏の拡大と、フランク王国の形成・分裂。一神教(ユダヤ教、キリスト教、イスラーム)の共通性と相違点。
11世紀の世界では、移動と交流(征服も交流の一種)の視点からみた「西洋」と「東洋」の対照。西の十字軍、東の宋王朝。世界史上のイスラーム文化の位置。
13世紀の世界では、東西の世界にまたがるモンゴル帝国と、中世ヨーロッパの都市と交易路。 ヴェネツィア商人、イスラーム商人、シナ商人が形成するグローバル経済圏。

この作業は秋期の講座につづきます。15世紀の世界にすすむにあたり、少数のモンゴル族がいかにして広大なユーラシアに帝国を築いたか、そのやりかたを知るところを入口にしましょう。10月からは、100年ごとの「輪切り」になります。

今期の最終日は連日の猛暑に突入してしまいましたが、おつきあいくださった受講者22名のかたに御礼もうしあげます。なお講座の教室からはなれて、自主見学会を企画しています。
(人文学部 共通領域部 大井 剛)

ページトップへ